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家づくりの先にあるコト~遊び、愉しみ、暮らし~

「デザイン」「素材」「性能」「間取り」……これらは「家」をつくるための大切なポイントですが、家をつくるための手段であって目的ではありません。

つまり「過程」。すべては、その先にある「結果」を実現するためにあるものです。

今回は、皆さんが家をつくること(「過程」を経て)で得られること、または得たいことは何なのかを一緒に考えてみたいと思います。

 

 

あなたの「家」づくりの目的は?


「家」はさまざまな構成要素(デザイン、素材、性能、間取りなど)が集まり、形成されています。

それらの要素をどのようなものにしたいのかを決めていく「過程」はもちろん大切なことなのですが、もっとその先にある「結果」を見据え考えることが大切です

 

■構成要素 ■結果

デザイン   → 喜び

素材     → 居心地

性能     → 快適さ

間取り    → 住みやすさ

 

ということになります。

つまり家づくりで大切にすべき点は、その先にある「暮らし」づくりという目的(結果)のためにどのような構成要素(手段)を採用するのか、という点です。つまりその「暮らし」づくりこそが家をつくる理由だと思います。それゆえ、結果としての「家」にはさまざまな形や造り方が存在するはずなのです。

もし、ただ単に「家」という「モノ」が手に入れば十分ということであれば、建売住宅を10社くらい比較して、一番安くて一番性能が良い家を「買う」のもひとつの選択ではあります。

でも、もしその「家」の先にある「暮らし」を求めたいのであれば、それは自ら「つくる」しかありません。なぜなら「家」という「モノ」は売られていても、「暮らし」という「コト」はどこにも売られていないからです。

なので、私たちのような「家をつくる職業」にとって最も大切で、私たちにしかできないこととは、「暮らし」を創造し、提案し、提供することなのだと思っています。

 


 

家づくりは「暮らし」をデザインすること

 

では、「暮らし」って何でしょう。

きっと明確な答えはないのでしょうが、空間デザインや建築設計の現場で感じることは、「暮らし」とはなんとなく「遊び」や「愉しみ」という生活のワンシーンのことなのかもしれない、と感じます。

そのため、家づくりの過程では「デザイン」「素材」「性能」「間取り」と同時に、「暮らし」という生活のワンシーンをイメージすることは外せないポイントです。そして空間や人の動き(動線)などをイメージに合わせてデザインすることで、「暮らし」を彩る「遊びの要素」や「愉しみの仕掛け」「空間の余白」などの実現につながります。

たとえば、座れる床、登れる壁、寝転がって見ているだけで楽しい天井……という、家自体が遊具のような設計。隠し回転扉、登り棒、フタを空けて脱いだ服を入れると洗濯機の横のカゴに落ちて行く洗濯物シューター……といったワクワクする仕掛け。ちょっと座れる場所、ちょっと雑誌を見ながら過ごせるカウンター、ちょっと籠れる屋根裏書斎……というちょっとした居場所などいろいろと「暮らし」方が広がりますね。

 

 

 

その先にある「暮らし」を一緒につくりましょう

 

改めて家づくりの先にあるコトとは、いったい何かまとめてみましょう。

規定通りに条件を満たした箱。それは「家」として正しいモノです。そういう「家」の選び方も紹介もアドバイスもたくさんできますが……、

家を建てるための法律でも何でもない。

性能にも関係ない。

別に無くても困らない。

でも、あったら愉しい。使ってみたら便利。気づいたらみんなそこに居る。

そういうことを内包する「家」であることこそ、家づくりのその先である「暮らし」が存在する家のような気がします。

そして、

「それがあったからこんな暮らしがはじまった」

「これがあったから子どもがこういう力を身に付けた」

家づくりに携わる者として、後からそのようなお話を聞けたとき、この仕事でよかったと、お客様と家を「一緒につくって」よかったと思えます。

その先の、その家での「暮らし」も考えてみませんか? 「家」と「暮らし」を一緒に。