雪国中越で「木と塗り壁の家」を作る NO3


最後に、地元の住宅会社についてお話いたします。

地元の住宅会社はお客様に喜んで頂く為に

一生懸命、「良い家を安く」作っています。

ただ、残念なことは、それを伝えることがとても下手な人たちが多いのです。

いつか地元の会社が家づくりの中心になると言い続け、

頑張っている会社もありますが、結果は、売り方の上手な大手の一人勝ちです。

 

もちろん、住宅性能やデザイン性の悪い会社、そして長期優良住宅など、

国が目指す方向についていけない会社、保証やメンテナンスの

悪い会社はだれも選んではくれない時代だと思います。

でも、職人さんたちはいくら腕が良くても、そんな時代についていけず、

取り残された人たちが大勢います。

家を作る大工さん、壁を塗る左官屋さん、木を伐採し、製材する材木屋さん、

地域には絶対必要です。

 

その一番の原因は、自分たちの得意な技術ばかり磨いて、

お客様のことを知らないし、考えない。そして、勉強することが苦手で、

時代についていけないし、いこうとしない。

その為にどんな家づくりをしているのかわかりにくいし、伝える努力もしていない・・

お客様から見てそう思われています。

 

他にも、予算のある人は自然素材の家、

ない人はビニールクロスや新建材の「ローコスト住宅」、

売れるのならば、何でもする家づくりにも問題があります。

住んでからメンテナンス費用がどれくらいかかるかわからないデザイン住宅、

まるで会社の腕自慢のような家づくり、○○工法の家をアピールする家づくり、

それは、ただの手段であって、会社のやりたい家作りでしょうか。

 

実際には地元の住宅会社で家づくりをしたい方は大勢いらっしゃいます。

その為にも、お客様が比較判断しやすいように、やれることとやれないことを明確にした、

正直でわかりやすい家づくりをすることが重要だと思います。

家は人生最大の買い物です。

大切なことは建てる時だけでなく、今後に起こるマイホームのストレスを解消し

、長くお客様や家族の健康を守りつづけることです。

そして、その人たちが暮らしている地域の活性などにも、

その家や私達がどんな風にお役に立てるのか?

そこまで考えた家づくりを提案し、お客様の厳しい目で、

選択と決断をして頂くことだと思っています。

 

私たちのミッションは、

ずっと幸せに暮らすための「持続可能な家と街」を作る。

「帰りたい」「応援したい」と思える、故郷や、里山を復活させる・・・・です。

 

その為にも、出来る限り地元の木や素材を使う。

地元の職人さんがつくる家づくりをする。

それを通して、地域にお金が回る仕組みを作り、元気な家と街をつくる。

美しい里山を復活させる。

すべて叶うかどうかはわかりませんが、住宅会社にとっても

そこに暮らすユーザーにとっても、そんな家作りが

求められている時代なのかもしれません。

 

それぞれが一番得意なことを極め、わかりやすく伝えることができれば、

それに共感して頂ける人たちが近くに必ずいると思います。

私たちの得意なことは「木と塗り壁の家」を作ることです。

人口5000人に満たない過疎の町、出雲崎町から発信する私たちの家づくりが、

そのきっかけになればと思っています。

 

11月に、こんな内容で本が出版されます。

本屋さんで買って頂けたらうれしいです。

ありがとうございました。