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筆者:
2023.01.12
山六のコラム

ウッドショックと家の耐久性「日本の家には日本の木。新潟の家には新潟の木」

私たちのつくる家は、日本のそして新潟県の気候風土で育った厳選された木材でつくられています。

高温多湿な日本の気候をしっかりと理解し考え抜いた上で木を用いなければ濡れて腐る木材は非常に危険な材料となります。しかし、しっかりとその気候に適合させ正しく理解した上で用いれば世界で最も長寿命な家となります。それは1000年以上も建ち続けている日本の寺社仏閣たちが証明してくれています。そして当然ながらそれら寺社仏閣に用いられている木は日本の木です。

日本には四季があり、夏の湿気の多い暑さもあれば冬の厳しい寒さもあります。 

日本で育った木でつくる家は日本の特殊な気候に適した、強度的にも寿命的にも丈夫な家となり、シロアリなどの虫害や腐れにも強く、永く家族を守ってくれる本来の当たり前の家となります。

日本の木でつくる日本の家。そして、新潟の木でつくる新潟の家

新潟で家をつくるのだからそこにある木でつくる。理由は単純明快です。

人間が所詮及ばない頭であれこれ考える必要はない。答えは大自然が教えてくれています。

そこの気候で、そこの風土で、そこの土壌で、ずっとずっと立っていた。その場所につくる家に最も適した材料だという事にこれ以上の理由があるでしょうか。

日本に建てる家を日本の木でつくる。そこに建てる家をそこで生まれ育った木でつくる。

そんな当たり前の様に思えることが、今では珍しいことになっています。

良くも悪くも、文明が発展し技術が発達し、より早くより安くより簡単に世界中から物が手に入るようになりました。

目に映りやすいそんな表面上の「便利さ」だけを見れば誰だって、早くて安くて簡単な方を選びます。

現在建築業界を危機に陥れている、海外から全く木材が入らなくなってしまった事によるウッドショックは、こうした怠惰や楽して儲けようとしてきた事への代償なのかも知れません。

しかしながら、今までの時代の怠惰の逆を行くという事は簡単な事ではありません。

だからこそ皆それを継続できずに衰退していったわけですから。

理想を可能にする、技術・人・サイクル

簡単ではない、しかし「家」にとってはそれが理想。だという事は前段でお分かりいただけたかと思います。そのため私たちは、その理想を実現するための技術と人とサイクルを構築させてきました。

技術と人

良い木があってもそれを家の楮遺体として加工する技術がなければ宝の持ち腐れ。

良い素材と良い料理人の腕があってやっと美味しい料理が出来上がるのと一緒ですね。

その素晴らしい料理を盛り付け、食事をする人に届ける最後の役割が私たち工務店です。

そんな私たちの家づくりパートナーである、新潟県阿賀野市にあるk部式会社坂詰製材所さんは、

製材や加工のみならず林業も営んでおり、まさに川上から川下まで。

林業から製材・加工までワンストップで行なっている技術者というのは実はなかなかいません。

前半の林業だけか、後半の製材業だけがほとんどです。業種の分類も変わりますから。

そのため、生半可な覚悟ではできません。同業者の中でもさらに人と違う事をやっているわけですから。

山を管理し、木を育て、伐採し、製材し、乾燥させ、加工し、最終走者である私たち工務店の元へ届けてくれる、地元の山と木を知り抜いた人。そしてその活動を支えている、森と共に生きるという精神。心から信頼する私たちの最高のパートナーです。

木のサイクル、森のサイクル、地球のサイクル

地球のサイクルを維持するためには、森づくりをずっと続けることが重要です。
 木を伐り、伐った分の木を新たに植えるということを繰り返すことによって、森林全体、地球全体の環境が維持されています。木を使った家づくりは、木と森のサイクルの大きな一部であり、地球のサイクルを維持する大切な営みです

CO2問題、低炭素社会、地球に優しく、省エネ、エコ、SDGs、、環境保全が叫ばれて久しいですが、

そんな事は地球自身が誰よりも知っていますし、地球に住む人類が生きていく営みそのものがかつては地球のサイクルの一部でした。それを高度成長期以降のたかだか数十年だけ生きている僅かな人類が破壊するわけにはいきません。地球のサイクルを健全に繰り返すためにも、日本で建てる家に日本の木を、新潟で建てる家に新潟の木を、使い続けることが重要です。

森から私たちまでの距離

森から私たちまでの距離というのを意識した事はあるでしょうか。

日本の木でつくった家と外国の木でつくった家。見た目は一緒かも知れませんが、前述したように気候風土に対する耐久性も違えば、運ばれてくる距離が違います。

木を運ぶ距離が長くなれば、より多くの燃料を使うことになり、地球のサイクルに有害なCO2が増えてしまいます。私たちが家を建てる事で私たちが生きるそもそもの環境を悪化させてしまう。

快適な家をつくったつもりが同時に有害な環境をつくり出してしまう。

空気というのは目には見えないので気付かないですが、私たちは家を建てる事で気付かないうちに自分の首をしめてしまっているのかも知れません。

子や孫の時代まで永く幸せに暮らせる家をつくりたい

日本の木での日本の家づくりは木のサイクルを生み、森を守ります。
新潟の木での新潟の家づくりは新潟のサイクルを生み、新潟の森を守ります。

上手に手入れされた森は、美しい山や川や海をつくり、そこに住む生き物たちを、私たちの生活を

守り続けてくれます。こうして健康的に手入れがされた森に育まれた木によって、私たちは強くて長持ちする本来の家をつくることができます。
 

良い森づくりと良い家づくりは切り離せない関係です。
 私たち山六木材はこれからも日本の家を、新潟の木の家をつくり続けます。
森づくりと同じように、長い目で見たここでの暮らしを、ここでの木の家づくりを続けていきます。

これを読んでくださった皆さん、ぜひ私たちと一緒に子どもたちへ、孫たちへ、今より良い未来を贈ってあげませんか?この冊子が皆さんの心に届きますように願いを込めて。