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筆者:
2021.05.24
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雪国中越で 木と塗り壁の家を つくるなら

雪国中越で

木と塗り壁の家を

つくるなら

耐震性能・高気密・高断熱・デザイン住宅

自然素材の家・・・

確かにそれらも大切なことかもしれません。

でも、もっと大切なことがあると思います。

家を欲しいと思ったきっかけはどんな理由からでしょうか。

家賃がもったいない、かびや結露に悩まされている。子供が大きくなった。大きな家はいらない。マイホームが夢だった。第二の人生を楽しもう。・・・など、さまざまな考えをお持ちなのではないかと思います。

しかし、実際に家を建てるとなると、人はつい立派な家や見栄を求めて、自分が最初に望んでいた家とはちがう家を造ってしまいがちです。いくらデザインが良くても、ブランド住宅でも、安く建てることが出来たとしても、あなた以外の人が「いい家だね」と感じても、住んでからあなたやあなたの家族が健康で暮らしやすくなくては、まるで意味がありません。

「そんなこと言われなくてもわかっている」という声が聞こえてきそうです。しかし、情報があふれ、誰もがそれを調べることができる便利な時代が、逆に家づくりを悩ませ、難しくしているのかもしれません。また、住宅会社や住宅展示場、不動産会社、金融機関などでたくさんの人に接していくうちに、本当の目的や想いを見失ってしまうことも多いのです。

家とはあくまで「暮らしの器」でしかありません。

家を建てる目的は、家族が今も将来も安心し暮らせ、幸せになることだと思います。家以外にも大切にしなければいけないことが、たくさんあります。これらを犠牲にすることなく良い家を無理なく手に入れることができたら、家作りに成功したと言えるのです。

私たちは現在雪国中越地域で、子育て世代の家つくりと、第二の人生を夫婦でもっとアクティブに暮らしたい、そんな方を応援する家づくりをしています。創業は昭和36年。以来地元で材木店として製材や、木材販売、住宅建築をしてきました。ここ十年は、地元出雲崎町から、少しエリアを広げ、長岡市、柏崎市、県央地域、そして2016年より、新潟市にもモデルハウスを建築して、拠点を広げました。ただ、よくある棟数や売上拡大目的だけの家つくりをするつもりは全くありません。

理由は3つあります。

一つ目は、本物の健康住宅を広めたい。赤ちゃんやお母さんの体に優しい、きれいな空気の家を広めたいと思ったからです。そしてそれが、子育て世代でも無理なく買えることを伝えたかったからです。

二つ目は、いつか財産になるといわれ、誰もが必死で手入れをした山の木が今では荒れ果て、地域のお荷物として扱われています。それを地元の材木屋として少しでも変えたい、お金になる山、美しい里山を本気で取り戻したいと思ったからです。

三つ目は、家づくりを通して、昔のように地元にお金が循環する仕組みを作りたいと思っています。そして、地方の街や人が元気を取り戻し、誰もが帰りたくなるような故郷としての機能や環境を取り戻したいと思っています。

去年のことです。

弊社のスタッフに不思議な赤ちゃんが生まれました。 

それは「へその緒が青い赤ちゃん」でした。

産婦人科の先生もとても驚いていたそうですが、一番、驚いたのは私でした。

実は、このブルーのへその緒を持った赤ちゃんの話は、数年前、もうお亡くなりになられましたが、生前とてもお世話になったFFC免疫テクノロジーの研究者である株式会社ウッドサークルの江頭修作様よりお聞きして、写真も見せていただきました。昔はこのようなことがよくあったそうです。その時はそんなこともあるのか、という程度で聞いていましたが、時を経て、同じことが起きたことが、とても不思議でなりません。

スタッフにとって3人目の子供でした。二人目までは、普通のへその緒の子だったそうです。三番目の子供が生まれた時は、弊社で新築し、壁は健康塗り壁で仕上げ、床にはFFC免疫加工した無垢フロアで仕上げた家に越してから出来た子供です。正直、これが何を意味しているのかはよくわかりません。もちろん、当社の家こそ素晴らしい、なんていうつもりもありません。

ただ、人の健康は「食べ物・水、空気」が大きく関係していることは事実です。

これをどう捉えるかは各自の判断に任せるとして、これから赤ちゃんが生まれてくるお母さんや、子育て家族のお母さんにお話すると、みなさんとても興味を持ちます。

自宅もそうですが、弊社事務所も全て無垢の木のフロア、壁は健康塗り壁で仕上げてあるので、常に室内空気の良い状態でいたことも関係していたのかもしれません。言えることは室内空気の質が健康には一番重要かもしれないということです。

今、一番大きな問題が、住宅の室内空気の汚れだと思っています。耐震や耐久性はもちろん重要ですが、それよりももっと深刻な問題がこの空気の汚れだと私は考えます。

家が原因で、健康を害する人が増え、国が重い腰を上げ、シックハウス法が2003年に7月に制定されました。建材などの化学物質に対しての制限が設けられ、24時間換気が義務付けられてもう13年になりました。では、シックハウス症候群や化学物質過敏症などは実際に少なくなってきたのでしょうか?最近住宅会社の「おいしい空気」というフレーズをよく耳にします。そういう家がよく売れます。空気汚染が全く解消されていないからだと思います。

そして、現実はアトピーやアレルギーを抱えた人はまわりに大勢います。見学会に来る方には、シックハウスにちかい症状を訴え、相談しに来る方もいます。

2010年、1700億円もかけた参議院会館で議員自体がシックハウスの症状を訴える人が続出し、大問題になりました。対象となる化学物質13種類のうち、ホルムアルデヒドやVOCなど、5種類について測定したところ、全て国の基準値以下で、全く問題なかったということです。納得いかない議員たちが調べたところ、結果的には化学物質単体の基準値しか定めず、すべてのVOC全体の総量については目標値だけしか定めていない、ザル法だということがわかりました。

全ての化学物質の総量で規制すると建材自体がほとんど使えなくなるからでしょう。ユーザー側より、メーカー側を優先した基準としか言いようがありません。その法律を作った人自身がシックハウスを訴えるなんて、とても笑える話ではありません。それ以降、そのままで何も変わっていません。

もちろん、原因は家だけだとは限りません。

食べ物、大気汚染なども可能性はあります。ただ住環境は大きな原因の一つだと考えられます。

そして実際に一番被害を受けるのは「赤ちゃんや子供たち」です。そして、免疫力の弱くなったお年寄りです。生まれてくる赤ちゃんや子供達は、親も選べませんが、家も選ぶことはできません。

さらに、エネルギー基本計画に対応にするため、超高気密・高断熱住宅の住宅が増えてきてきました。そして、異常な気密競争がはじまり、室内の空気の汚れがより悪化しているのではないかということです。

また、生活の変化や土地事情、隣地問題もあり、空気清浄機やエアコンなどを使う、窓をあけることが極端に少ない暮らし方になってきました。

効果がはっきりしない24時間換気にたより、建材も国の基準以下だから大丈夫と考えている人が多くいますが、現状はやらないより、やったほうがマシ・・・という状態だと思います。

もう一つがビニールクロスの問題です

安価で種類も豊富、施工性がいいという理由だけで、住宅の殆どにビニールクロスが使われています。

ビニールクロスはカビの発生しやすい室内環境を作り、施工性をよくするための可塑剤(かそざい)が、健康に被害を及ぼす恐れを持っていることは住宅会社なら誰でも知っています。それでも自然素材は高い、あとでクレームが出る、手間や工期がかかる等、住宅会社の都合で使われています。

実際には自然素材なんて安くて、たいして手間もかからず簡単に施工でき、多少の手入れは必要ですが、ほぼ一生使える、すぐれものだということを知らないだけです。

そもそも、アパート暮らしでカビや結露が嫌で新しい家が欲しいと思う、お母さんは大勢います。それなのに、そのアパートの延長のような暮らしを新築住宅でもう一度するのはどうなのでしょう。

その家づくりと暮らし方が室内空気を汚し、赤ちゃんや、家に長くいるお母さん、そして、免疫力の弱くなったお年寄りに、健康被害を及ぼすキッカケになっています。

地元の会社として地域にずっと根を張っていきたいなら、一番にやらなければならないことは、

暮らす人の健康リスクの高い家は作らないということだと思います。

木材についてお話します。

木材なんて、どれも同じじゃないの?とお考えの方がほとんどだと思います。それは価格が安くて、あまり気にならない存在だからだと思います。

30年ほど前までは、木材は住宅価格の30%以上を占めていました。今は、10%をも満たない価格です。当時と単純に比較はできませんが、2000万円の家で、昔は600万円、今は200万円もいきません。当時は木材はとても高価だったので、元は構造材に、節のない部分は造作材、端の部分は、屋根下地に使う野地板(のじいた)・・・等、木材自体余すところなく使っていました。

現在全国の空家は820万戸も存在し,7戸に1戸は空き家という家あまりの中、いまだに、新築90万戸を超えるという驚くべき数字で住宅が建築されてます。その中で持ち家は30万戸以上あります。その住宅に使用する木材のほとんどは、はるか7000km離れた所から莫大なエネルギーを使い、輸入されています。それなのに私達が暮らしているすぐそばの山の木は使われず、荒れ放題です。

木材は財産として宝物のように思われた時代がありました。

今から70年以上前、第二次世界大戦中、戦後復興の時、旺盛な木材需要が有る一方、海外からの輸入の道が閉ざされ、国内資源で木材を賄うしかなかった時代がありました。全国の山は過剰に伐採され、木材が不足していました。こうしたことから、今後の木材需要を見込んで、1000万ha(ヘクタール)近い「戦後の拡大造林」が行われました。ただ、その木が使えるまでには、40年以上掛かります。そのため、昭和30年代からは海外からの木材輸入がはじまりました。安くて安定的に手に入る輸入木材はとても便利です。それ以降日本の木材需要は急激に減りました。

いつか財産になると夢見て、休みを惜しんで必死で手入れをして、山を大切にしていました。

当時はみんなが山や森林を大切にしていました。山がめぐみを与えてくれました。山はその地域の象徴だったからです。ところが、その山は今どうなっているのでしょうか?伐採時期をとうに過ぎた森林が誰も買い手もなく、放置され、見るも無残な姿になりました。花粉症などの原因や畑などをあらす動物などの住処となり、今では地域のお荷物とまで思われています。

最後に、地元の住宅会社についてお話いたします。

地元の住宅会社はお客様に喜んで頂く為に一生懸命、「良い家を安く」作っています。ただ、残念なことは、それを伝えることがとても下手な人たちが多いのです。いつか地元の会社が家づくりの中心になると言い続け頑張っている会社もありますが、結果は、売り方の上手な大手の一人勝ちです。

もちろん、住宅性能やデザイン性の悪い会社、そして長期優良住宅などの国が目指す方向についていけない会社、保証やメンテナンスの悪い会社はだれも選んではくれない時代だと思います。そのため、職人さんたちはいくら腕が良くても、そんな時代についていけず、取り残された人たちが大勢います。家を作る大工さん、壁を塗る左官屋さん、木を伐採し、製材する材木屋さん、地域には絶対必要です。

その一番の原因は、自分たちの得意な技術ばかり磨いて、お客様のことを知らないし、考えない。そして、勉強することが苦手で、時代についていけないし、いこうとしない。

その為にどんな家づくりをしているのかわかりにくいし、伝える努力もしていない。むちゃくちゃを言っているようですが、実際にはお客様から見てそう思われています。

他にも、予算のある人は自然素材の家、ない人はビニールクロスや新建材の「ローコスト住宅」。売れるのならば、何でもする家づくりにも問題があります。

住んでからメンテナンス費用がどれくらいかかるかわからないデザイン住宅。まるで会社の腕自慢のような家づくり、○○工法の家をアピールする家づくり、それは、ただの手段であって、会社のやりたい家作りではありません。

実際には、地元の住宅会社で家づくりをしたい方は大勢いらっしゃいます。

その為にも、お客様が比較判断しやすいように、やれることとやれないことを明確にした、正直でわかりやすい家づくりをすることが重要だと思います。

家は人生最大の買い物です。大切なことは建てる時だけでなく、今後に起こるマイホームのストレスを解消し、長くお客様や家族の健康を守りつづけることです。そして、その人たちが暮らしている地域の活性などにも、その家や私達がどんな風にお役に立てるのか?そこまで考えた家づくりを提案し、お客様の厳しい目で、選択と決断をして頂くことだと思っています。

私たちのミッションは、

ずっと幸せに暮らすための

「持続可能な家と街」を作る。

「帰りたい」「応援したい」と思える

故郷や里山を復活させる・・・・です。

その為にも、出来る限り地元の木や素材を使う。地元の職人さんがつくる家づくりをする。それを通して、地域にお金が回る仕組みを作り、元気な家と街をつくる。美しい里山を復活させる。すべて叶うかどうかはわかりませんが、住宅会社にとってもそこに暮らすユーザーにとっても、そんな家作りが求められている時代なのかもしれません。

それぞれが一番得意なことを極め、わかりやすく伝えることができれば、それに共感して頂ける人たちが近くに必ずいると思います。

私たちの得意なことは「木と塗り壁の家」を作ることです。

人口5000人に満たない過疎の町、出雲崎町から発信する私たちの家づくりが、そのきっかけになればと思っています。

家族のために、命がけで家をつくるあなたと、あなたのための家づくりを本気で考えてくれる住宅会社とが出会ったとしたら、家づくりは、必ず成功します。

家づくりを真剣にお考えの方に、私たちの情報が少しでも役にたてばうれしいです。