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Blog~家の材料~「全ての物には必ずメリットとデメリットがある」
梅雨も明け、今年も暑くなりそうですね。。重たい食べ物がのどをとおりにくい季節ですが、
優しい夏野菜で酷暑を乗り切りましょう^^

という事で、今回のテーマは「素材」
家を構成する「材料」についてです。
家を構成する材料には様々な物があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
「全ての物には必ずメリットとデメリットがある」
まずこの事がとっても重要です。
そして、見方や価値観によってどのメリットを選び、どのデメリットを受け入れるかが変わります。
そして私たちは、数ある材料の中から総合的に見て「現在の時点でベスト、そしてあなたにとってベスト」だと思う材料をオススメしています。
ここでやっかいなのは、オススメの材料は会社によって変わるという事です。
その会社が「何を提供したいか」によってオススメする材料が変わるのです。
ここで気を付けないといけないのが「何を提供したいか=良いと思う物」とは限らないという事です。

家を少しでも安くたくさん売りたいと思う会社は単純に安い物をオススメしますし、家を早く造ってたくさん売りたいと思う会社は早く作れる材料をオススメします。
複数の会社に回ってみた経験がある方は分かると思いますが、会社によってオススメする材料が違うのはそのためです。
建築には正解が無いがゆえに、それぞれの思惑でオススメしたい物が変わるのです。
もちろん、全ての会社が会社の都合だけでオススメする材料を決めているわけではありせん。例えば、我々であれば、「自然素材の健康材料」が大きな選択基準の一つになっています。
最初にお伝えした通り、材料は野菜と同じような物ですから、素材で味(性能や内容)が決まります。
材料の果たすべき最低限の役割は、「そこに住む人の健康と快適性です」
なので、「素材としての素性と材料としての能力」を満たせない物はどんなに安くても私たちはオススメしません。
「安かろう悪かろう」な家はその辺にたくさん売っていますので、そもそも注文住宅でお金と時間をかけて造る意味がないと考えるからです。
しかし、皆さんが数ある材料(選択肢)の良し悪しを全て見極めるのは不可能に近いと思います。
そんな時は何でも私たちに聞いて下さい。
例えば私が、医者が処方した薬の良し悪しや成分の違いがちんぷんかんぷんのように、専門職の専門知識はその専門家でないと到底分かりません。
それでも現代はインターネットで相当調べられるようになりましたが、今度は情報がありすぎて、どの情報が正解か分からなくなったり、その部分だけで検索した結果「良い物」だと思っても、トータルで見た場合のアンバランスな副作用やその隣にある物への悪影響までは検索しきれません。

分かりやすい例が「断熱材」です。
高断熱が当たり前の現代において、数々の高性能な材料が選択肢としてありますが、当然ながらメーカーが明記しているのは「その物の性能のみ」ですよね。
「材料」としてはたとえ世界最高レベルの断熱材だとしても、隙間がわずか5%でもできてしまえば「家の断熱性能」としては半減、10%もできればほぼゼロになってしまったり、隣りに接する材料によっては腐ってしまったりするわけです。
また、断熱性能ばかり追求しすぎてしまい、健康面などを損ねるような結果になる事例もあります。
結局、餅は餅屋という事ですね。
家は部分の集合で成り立っていると同時に、全体のバランスで成立しているんです。

私たちは、家や建築物は人間の身体ほど複雑ではないですがそれに似ていると思っています。
例えば歯並びが悪いと肩が凝るだとか、内臓が悪いと足の裏が痛いとかという事と一緒だと考えています。
長くなるので今日ここでは詳しく書きませんが、さらに言えば、人間でいう「心」の面に該当するものが建築にもあります。心身の「身」が建物を実際に構成する「材料」や「構造」であるとしたら、「心」は「デザイン」や「居心地」がそれにあたります。それが無くても「物としての家」としては成立しますが、それであれば別にそこに住む理由はないですね。別にそこでなくても良いわけです。
つまり、せっかく大金かけて造る意味がない。みたいな事ですね。
話を戻して、、、
断熱材一つ取ってもここでは書ききれないほどの選択肢と、それと同じ数だけメリットとデメリットがあり、選ぶ物によって屋根や壁や床などその他の部分にも関わってきます。
もし詳しく知りたい方がいらっしゃいましたら、毎月開催しています無料相談会にて詳しくお伝えします^^